秋桜(コスモス)
会社の排水設備から菱田川をはさんだ反対側にはピンク色の畑が広がっています。コスモス畑と聞き、会社の帰りに寄ってきました。コスモス畑越しに今年の夏に開通したばかりの東九州自動車道が見えます。コスモス畑ののぼりには「水土里サークル活動 菱田地域保全協議会」って書いてあります。ちょっと分かりにくい場所にありますが、のぼりを目印に行ってみてください。まだまだ見ごろです。もう少し気軽るに楽しみたい方には、コスモスロードが最適です。志布志有明ICを降りて北に向かうと左側に広がっています。出社前に立ち寄ったのですが、朝日を浴びて花々が輝いていました。薄紅色のコスモスの向こう側にはソバの真っ白い花が満開です。そして、さらにその向こうには高隅連山がくっきりと見えます。少し背の高いソバは、白い花の下に赤い実をつけています。行かれましたら、探してみてください。
コスモスは、明治時代に入ってきた外来種です。和名を「秋桜」(あきざくら)といいますが、今では誰でも当たり前に「コスモス」と読みます。また、パソコンで「コスモス」と打って変換しても「秋桜」となります。これは、1977年(昭和52年)10月に発売した山口百恵さんの「秋桜」が大ヒットしたことが要因だそうです。ジャケットにも歌詞カードにも「秋桜」と書いて「コスモス」と呼ばせています。ちょうど同じ年に流行した8月発売の狩人さんの「コスモス街道」は、カタカナ表示になっています。ほんと、歌の力って凄いですね。 コスモスは英語で書くと「Cosmos」となり、「宇宙」と同じ単語です。ギリシャ語の「Kosmos」が起源らしいです。意味は「秩序」「調和」で、反対語は「Chaos」(カオス、混沌)です。コスモスをゆったりとした心持ちで眺めた私も、自己のなかにあるカオスから抜け出せたらいいんですが、、、邪念・煩悩多くしてまだ道半ば。