言霊(ことだま)
今日は節分です。季節を分ける日であり明日は立春、春が始まります。なんとなく心が明るくなりますね。
さて「言霊」(ことだま)といい、古来より言葉には霊力が宿っていると信じられています。口にした言葉どおりに物事が進んでいくと。ですから、ゴルフをしていて「左の林に打ち込んでしまいそうだ。」などとネガティブに考えて口にすると、そのままOBになってしまいます。常にポジティブに考え「右のバンカーの手前に運ぶんだ。」と口にすればそのとおりになるものです(私はOB連発タイプですが、、、)。常にポジティブに考えることが大切です。お財布の中身にしても「もう3,000円しかない」ではなく、「まだ3,000円もある」と。ないものを探しても何にもなりません。あるものを見つければいいんです。人の性格もそうです。主体性がない⇒協調性がある、落ち着きがない⇒行動力がある、神経質⇒几帳面。物事は両面です。ポジティブな面から見ていきましょう。
相手にかける言葉も同じです。私は道を譲ってもらった時やお菓子をもらった時などに、つい「すみません」と口にしてします。これって、自分は謝っているようでネガティブですし、言われた相手からしたら言葉の返しようがありません。ここはポジティブに「ありがとう」と口にすべきでしょう。そのほうが感謝の気持ちが相手に伝わりますし、言われた相手も「どういたしまして」と言葉を返すことができ、お互いにほのぼのとした気持ちになるはずです。
言葉の力としては、座右の銘というものがあります。私にはこれと言ってないのですが、いつも気を付けているのは「いい加減」です。これは、決して無責任ということではなく、「いい、加減」(いい塩梅)ということです。バランスよく物事を進めることは、非常に大切だと思います。「いい加減」に生きて、過度のストレスを背負い込まないようにしたいものですね。
同じように言葉の力としては、名言・格言というものがあります。たまに振り返ってみる言葉には、以下のようなものがあります。
○ やってみせ 言って聞かせてさせてみて 誉めてやらねば人は動かじ、 話し合い 耳を傾け承認し 任せてやらねば人は育たず、 やっている姿を感謝で見守って 信頼せねば人は実らず (山本五十六:連合艦隊司令長官) これって最高のコーチング指南の言葉だと思いませんか?
○ Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country 国があなたのために何をしてくれるかを問うのではなく、あなたが国のために何ができるかを問うて欲しい (ジョン・F・ケネディ:米国大統領) 私は昔から、この「country」(国)を「company」(会社)と言い換えてきました。
これからも言葉の力を信じて、自分を・相手を・仲間を、元気づけ勇気づける、そんな言葉を口にしていきたいものです。