ISO22000の認証取得
一昨年の10月から取り組んできました「ISO22000:2018」の認証を取得することができました。食品衛生は、普段の製造で当たり前にやっていることをいつも通りやっていれば問題ないのですが、ISO22000の認証を取得するには負荷がかかりました。
まずはISO22000の規格にある要求事項にしっかりと対応することが求められます。その1つが記録です。しっかりと記録を残すことが求められます。また、専門用語に慣れることも必要です。例えば、HACCP(Hazard Analysis Critical Control Point)です。これはHA(Hazard Analysis、危害分析)とCCP(Critical Contorol Point、重要管理点)から成り立っているのですが、「重要管理点」と日本語らしき言葉で言われてもピンときません。例えば、製品をしっかりと殺菌するには「何℃で何分間の加熱が必要」なのかといった管理基準を明確にして、それが常に守られていることを常時確認できる状態にする必要があるというものです。
我々だけでは習得までは時間と労力がかかるため、専門のコンサルトの方に教えを請いました。社員とともに1から学んで書類を整備し、ルールを作り、実際の作業に落とし込んでいきました。そして外部の認証機関の2度に渡る審査を経て、今回認証を取得することができました。今は、ほっとしています。
今回ISO22000の認証を取得することにより、今現在の弊社がHACCPに基づく食品安全にしっかり取り組んでいることが、外部機関によって認められたわけですが、今後もこの食品安全への取り組みが形骸化することがないように、またPDCAサイクルを回してより良い形に変えていくように、全員で取り組んでいきます。なおISO22000認証登録証明書は、会社のエントランスに営業許可証とともに掲示しています。