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鹿児島県曽於郡大崎町菱田3689番地

お知らせ

岬馬

先月末に梅雨入りした鹿児島県、うっとおしい雨が続いたが、この週末は晴れ。5月28日(日)朝のNHK番組「小さい旅」で「いのち輝く岬で~宮崎県 都井岬~」を放送していたこともあり、2年ぶりに岬馬に会いに行ってきた。志布志からは30Kmちょい、約40分で着く。途中の道沿いには、草に覆われるようにしてひっそりと「岬馬記念碑」があるので、ここで一旦停車(見落とし注意なくらい目立たない)。番組では、この春生まれた春駒の話題も出てきていたので、期待が高まってくる。都井岬の駒止めの門で、野生馬保護協力金400円/車1台を払って進む。少し車で登って開けたところが小松ヶ丘広場。ここに車を停めて、志布志湾越しに見える大隅半島を眺めたあと小松ヶ丘に登る。なだらかな丘にみえるけど、結構な登り。全然岬馬が見当たらず、少し心配したものの頂上付近の平な場所に出ると、そこにはお目当ての岬馬がいっぱい。今年の春に生まれたばかりの春駒もいて、結構な賑わいだ。都井岬には現在101頭の馬がおり、うち春駒は9頭、この小松ヶ丘にはおよそ半分の馬たちが暮らしているそうだ。そうそう、斜面の芝生に背中を擦りつけるのはダニ退治なんだとか。それから、ここの馬たちには名前はなく、番号で呼ばれているらしい。番号は、1年生き抜いた馬に付けられるんだって。
 そもそも岬馬は、江戸時代に高鍋藩が軍馬を生産するために作った牧場で、自然に近い状態で放牧されいたようだ。ずんぐりとした小さい身体をして親しみやすい。野生の馬というと警戒心が強くて、近づけないし、近づくと危険なように思うかもしれないけど、ここの馬たちは逆に近づいてきたりもする。基本的には人は無視されているようで、何となく自分が透明人間になって、馬たちのなかに入って行っているような感覚になってくる。とはいえ、野生の馬なので、エサをあげたり、触ったりするのはご法度。昨日は、日差しは強かったものの涼しい海風が吹き、日南海岸も見えて気持ちよかった。とはいえ、家に帰ったあとは日焼けで大変だったんだが。
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 都井岬で馬を見た後、日南海岸をドライブしてきた。途中、サーフィンで有名な「恋ヶ浦」や野生の猿で有名な「幸島」を見たりしながら、道の駅なんごうに行った。ちょうどジャカランダまつり2023(5/27~6/18)が開催されていた。ジャカランダは、青紫色の花をつける亜熱帯性の草木で、ここには1000本ほどが群生している。ただ、今年はどうも花の付きがわるいとのこと。遠くには水中観光船「マリンビューワーなんごう」が見えたけど、それは次回のお楽しみにとっておいた。
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