中秋の名月
昨日は「中秋の名月」でした。旧暦で秋(7~9月)の真ん中の8月15日の月のこと。毎回、当然のように満月だと思っていたのですが、そうでもないようですね。2021年9月21日の昨日は、8年ぶりの満月とのこと。それにしても月って、昇ってきたばかりのときには大きいのに、天空高く昇ったときには小さくなります。ほんとは同じ大きさなのに、周りの風景に影響されて大きく見えたり、小さく見えたりするのでしょう。自分の眼で見えているものだけが絶対的な真実だと思い込んでしまうのが人間ですが、あんがい周りとの比較のなかで見えている(感じている)ものだけを真実だと思い込んでいるのかもしれませんね。そう言えば、月は常にウサギの餅つきの模様を持つ表面を地球に向けて回っているため、裏側は見えません。裏面は隕石が衝突したクレーターが多くボコボコした穴がいっぱいあいているようです。でも今見えている美しい月がそんな汚い面を持っているなんてとても信じられません。「普段接している人について、自分から見えている部分だけを見て判断していないかなぁ、見えていないところでのひたむきな努力を理解せず、、、」。そんなことを考えながら、ベランダで満月を愛でながら芋焼酎をロックで飲んだ「中秋の名月」でした。